ルノー カングーが“ちょうどいい道具”に感じる理由

ルノー カングーが“ちょうどいい道具”に感じる理由

こんにちは。フランス車専門店のスタッフ、Ozawaです。

今日は、個人的にも大好きな1台、ルノー カングーについてご紹介します。
一見ただの“背の高いワゴン”ですが、マニュアルで走らせると、これがなかなか楽しいクルマなんです。

マニュアルでも“頑張りすぎない”楽しさ

カングーのマニュアルは、「攻めて走るためのMT」というより、
日常のペースで気持ちよく走るためのMTという印象です。

シフトレバーをコクコクと動かして、エンジンのトルクをうまく使いながら走らせると、
決して速くはないのに、なぜかニヤッとしてしまいます。

飛ばさなくても、ただ街中を流しているだけで楽しい。
そんな“肩の力が抜けた運転の楽しさ”が、カングーの魅力のひとつです。

フランス車らしい「コストのかけ方」

カングーに乗ると、いつも感じるのが
「フランス車って、お金のかけ方が日本車とちょっと違うな」ということ。

よく「フランス車は車幅が広くて日本だと持て余す」と言われますが、そのぶんドアが分厚く作られています。

安全性のためというのはもちろん、

  • ドライバーが自然に肘を置ける位置にアームレストがくること
  • ドアパネルがペラペラにならず、外から見ても“安っぽく”見えないこと

こういった乗る人の心地よさや見た目のバランスに、きちんとコストを割いているように感じます。

日本車はどうしても「室内空間を最大化すること」が優先されるので、
ドアの内張りはできるだけ薄く、平らになりがちです。
その結果、肘が置きにくかったり、デザインが少し単調に見えてしまうこともあります。

カングーはその逆で、多少室内が狭くなっても、
ドアの厚みや形に“余裕”を残している
このちょっとした違いが、乗っているときの安心感や心地よさにつながっている気がします。

内装はシンプル。でも“工具みたいに”頼もしい

プジョーやシトロエンのように、多機能な装備がたくさん付いている…とは正直言いにくいカングー。
メーター周りもスイッチも、かなりシンプルです。

でも、その分質実剛健で“道具感”が強いのが魅力だと思っています。

ダッシュボードやスイッチの配置は、誰が乗っても迷わず使える素直なレイアウト。
華やかさよりも、

  • 壊れにくそうな安心感
  • 毎日ラフに使えるタフさ

そんな「丈夫な工具」みたいな頼もしさがあるんです。

シンプルで使いやすい。だけど、運転するとちゃんと楽しい。
このバランスが、カングーの一番の“味”かもしれません。

元は商用車。でも日本で“人気者”に

もともとカングーは、ヨーロッパでは配達用や仕事用の商用車として使われてきたモデルです。

たくさん積めて、壊れにくくて、毎日ガンガン使える。
そんな「働くクルマ」がベースだからこそ、いま日本で乗用車として使っても、

  • 荷物がたっぷり積める
  • キャンプやアウトドアにぴったり
  • 家族のクルマとしても頼れる

といった生活のパートナーとしての魅力につながっているのだと思います。

仕事道具として鍛えられた“タフさ”と、フランス車らしい“心地よさ”のバランス。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、一度ハマると長く付き合いたくなる、そんな不思議な魅力を持ったクルマです。

さいごに

当店でもカングーは特に人気の高い1台で、
ご来店いただいたお客様からも「前から気になっていて…」という声をよくいただきます。

・マニュアルで運転を楽しみたい方
・荷物も人も、気兼ねなく載せたい方
・“道具っぽさ”と“心地よさ”の両方を大切にしたい方

そんな方には、ぜひ一度ルノー カングーという選択肢を知っていただきたいなと思います。