フランスが誇る老舗ブランド!プジョーの歴史をのぞいてみよう

クルマ好きの皆さん、こんにちは!
今日は、フランス生まれのおしゃれなクルマ、プジョーの歴史を深掘りしていきたいと思います。
200年以上の長い歴史を持つプジョーですが、実は最初から自動車メーカーだったわけではないって知っていましたか?
 
1810年:水車小屋から始まった物語
プジョーの歴史は、なんと1810年までさかのぼります。フランス東部の水車小屋を、創業者であるプジョー兄弟が製鉄所に変えたことから始まりました。
当初は、のこぎりの刃や工具、そして女性用のコルセットの骨まで、鋼を使った様々な製品を作っていたんですよ。意外な製品に驚きですよね!
 
コーヒーミルと自転車で名を馳せる
その後、プジョーはさらに製品の幅を広げていきます。1840年代には、今でも愛用者がいるコーヒーミルの生産を開始。そして1882年には、初の自転車を製造し、大成功を収めました。
ちなみに、自転車の製造に力を入れたのは、創業者の一人、アルマン・プジョーでした。彼はイギリスへの視察旅行で、自動車が人々の暮らしを変える可能性を感じ、自動車製造への道を模索し始めます。
 
自動車メーカーとしての誕生
1889年、パリ万国博覧会で、プジョー初の蒸気三輪車を披露。そして、1896年に自動車事業を独立させ、「自動車メーカー」としてのプジョーが誕生しました。
その後も、プジョーは革新的なクルマを次々と生み出していきます。
  • 201:1929年に登場した、3桁の数字と真ん中の「0」という、プジョーの伝統的なモデル名の最初のクルマです。
  • 402:1935年に発表された流線形の美しいモデル。ヘッドライトをグリル裏に隠すという画期的なデザインで、「ソショー・ロケット」と呼ばれました。
 
危機を乗り越え、名車を世に送り出す
長い歴史の中では、幾度となく困難にも直面しました。特に1970年代のオイルショック時には経営危機に陥りますが、プジョーを救ったのが、伝説の名車**「205」**です
コンパクトで愛らしいデザインと優れた走行性能は世界中で人気を博し、「プジョーを救った魔法の数字」と呼ばれました。ラリーでも大活躍し、プジョーの技術力の高さを示すことにも成功しました。
 
そして未来へ
その後も、プジョーは革新を続けています。
シトロエンやDSとともに「PSAグループ」を形成し、現在は「ステランティス」の一員として、電動化や新しいデザインへの挑戦を続けています。
最新のモデルでは、ファストバックSUVの408のような、これまでの常識にとらわれない独創的なデザインのクルマも登場しています。
長い歴史の中で、常に時代の変化に対応し、人々に愛される製品を作り続けてきたプジョー。これからも、その洗練されたデザインと革新的な技術で、私たちを魅了してくれることでしょう!